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表1

文部省科学研究費補助金「創成的基礎研究費」

海半球ネットワーク計画:地球内部を覗く新しい目

(A) 平成11年度までの成果
 (1) 西太平洋を中心とした地球物理観測網の展開・整備
地震観測網海洋島広帯域地震観測点15点

海底掘削孔利用広帯域地震観測点
(世界初の恒久的な掘削孔内広帯域地震観測点)
1点

海底設置型広帯域地震観測点 2点
電磁気観測網海洋島地球磁場観測点 5点

海底電磁気観測点 2点

海底ケーブル利用電位差観測点7点
測地観測網GPS観測点 26点

超伝導重力計観測点 4点

(2) 海底長期観測システムの開発・実用化
    海底掘削孔利用長期地震観測システム
    海底設置型長期地震・電磁気・地殻変動観測システム
    長寿命電源および超音波データ伝送システム

(3) 海半球観測網を補完する長期(約1年)機動観測の実施
    東太平洋海膨長期地震・電磁気観測
    フィリピン海横断アレー観測
フィリピン海地震:15 点電磁気:6点
中国大陸地震:4 点電磁気:5測線

(4) データ公開システムの開発
    Java-RMI サーバーによる公開 海洋島広帯域地震観測点 13点

(5) データ解析による新知見
    # 常時地球自由振動現象の発見(2年間にSCIENCE2篇、NATURE1篇を含む12篇の論文を国際誌に発表)
    # Stagnant Slab および Mid-mantle Discontinuity の存在の提唱と確立
    # 西太平洋プレート運動の詳細および西太平洋マントルの電磁気的構造の解明

(6) 成果論文
観測網建設  23篇
観測システム開発  24篇
データセンター 7篇
データ解析  66篇
その他関連論文 44篇(地震学的研究)
 33篇(測地学的研究)
 37篇(地球電磁気学的研究)
 8篇(地球熱学的研究)
 20篇(テクトニクス研究)


(B) 計画に対する評価および学界・社会の反応など
 (1)平成10年度(新プロ)中間評価          A評価
   平成11年6月地震研究所外部評価委員会   常に高い評価

 (2)海半球ネットワーク計画発足に関する新聞記事 8篇  
   常時地球自由振動の発見に関する新聞記事  9篇
   常時地球自由振動に関する外国科学記事   9篇(うち2篇はSCIENCE)
   海底掘削地震観測点建設に関する新聞記事  3篇

 (3) 海半球ネットワーク計画延長支援の手紙
  # President of International Union of Geodesy and Geophysics (IUGG)
  # President of International Association of Seismology and Physics of the Earth's Interior (IASPEI)
  # Chair of International Ocean Network Committee (ION)
  # Chair of global scales of DEOS Committee (DEOS)
  # Former Chair of IUGG Committe for Study of Earth Deep Interior (SEDI)
  # Former Chair of Federation of Digital broadband Seismic Network (FDSN)
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