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平成9年度の研究成果

総括班
 総括班にとって平成9年度最大のイベントは、平成9年11月6日─8日に開催した「海半球国際シンポジウム」であった。Ocean Hemisphere Project(OHP) International Symposium on "New Images of the Earth's Interior through Long-term Ocean Floor Observations" と題したこのシンポジウムには、外国人研究者39人を含む約120人が出席し、計100にのぼる発表がなされた。世界の第一線の研究者をこれだけ集めたシンポジウムは最近では殆ど例がなく、活発な質疑討論と併せて質・量ともに大変充実した会議となった。本シンポジウムについては、別稿に詳しい報告がある。
 また、これまでの2年間の研究成果とネットワークの建設状況をまとめ、月刊「地球」に「地球内部を覗く新しい目 ─海半球ネットワーク(2)─」として特集号を組んだ。全部で14篇の論説が掲載されており、その内容は本ニュースレターと多少オーバーラップするところもあるが、より詳しくより専門的な解説がなされている。興味のある方はぜひ御一読いただきたい。
 他には、総括班会議の開催、事務局の運営などの活動があるが、それらは例年通りなのでここでは省略する。