グローバル地震グループ

グローバル地震学とは

「グローバル地震学」という言葉は, それほど深い意味もなく, どのような問題にも「グローバルな視点をもって」というような象徴的な意味と思ってください. 空間的スケールが小さな問題を扱っても「グローバル」であり得るし, もちろん地球全体の問題も研究対象です.



上の図は, グローバル地震の中心課題, 地球内部構造研究の一例です. 地震波で日本列島下のマントルを覗くと, 深さ 400-700 km あたりに沈み込んだ海洋プレートが漂って見えます（スタグナント・スラブ）. 沈み込んだスラブは, マントルの中でどうなるのでしょう？　それに答えるため, 長期海底観測などを含め様々なアプローチから挑んでいます. このように, 地震波の解析から, 地球のダイナミクス・歴史を明らかにする新しい情報を導き出すのが主要テーマ（の１つ）です.

メンバー

竹内　希 教授 マントル・コア不均質,
波形トモグラフィー, 理論波形計算,
地震波散乱, 減衰構造, 異方性
一瀬　建日 准教授
 マントル・コア不均質,マントル不連続面，
表面波トモグラフィー, 海底地震観測,
海底地震計測
川勝　均 名誉教授
 地球内部不連続面, 地球内部水輸送,
減衰構造, 火山地震学,
リアルタイム地震学
Sunil ROY 特任研究員(国際室招聘) マントル・地殻不均質, 異方性
YANG Lei 特任研究員(国際室招聘)
 地球内部不連続面, 波動場解析


研究テーマ

  • 火山地震学
  • リアルタイム地震学

公開データ・ソフトウェア