特定領域研究「地球深部スラブ」 第3回研究シンポジウム 「深部スラブの物質科学とダイナミクス」 |
日時:2007年11月3日(土)12:30- 21:00、4日(日)9:00-13:00
場所:愛媛大学理学部講義棟(3階) プログラム(*:計画研究分担者および公募研究者以外の招待講演者、30分:基調講演) [11/3(土)] 12:30-15:10 Session I:上部マントル~マントル遷移層の物性 座長:舟越 賢一(SPring-8・JASRI) 12:30-13:00 入舩 徹男(愛媛大・GRC) 「マントル・スラブ物質の弾性波速度とマントル遷移層の化学組成」 13:00-13:30 末次 大輔(JAMSTEC・IFREE) 「海底観測データから見えてきたフィリピン海上部マントル・遷移層構造」 * 13:30-13:50 河野 義生(愛媛大・GRC) 「高温高圧条件下におけるMgOの弾性波速度測定 13:50-14:20 桂 智男(岡山大・ISEI) 「電気伝導度に基づく上部マントルの構造とダイナミクス」 14:20-14:50 歌田 久司(東大・地震研) 「観測から求めたマントル遷移層の電気伝導度」 * 14:50-15:10 芳野 極(岡山大・ISEI) 「マントル鉱物の電気伝導度測定」 15:10-15:30 休憩 15:30-18:50 Session II:スラブのレオロジーとダイナミクス 座長:亀山 真典(愛媛大・GRC) 15:30-16:00 山崎 大輔(岡山大・ISEI) 「沈み込むスラブのレオロジー:結晶粒成長および拡散速度」 16:00-16:30 吉岡 祥一(九大・理) 「660km付近におけるマントル下降流の数値シミュレーション -2次元、3次元モデルによる取り組み-」 16:30-16:50 久保 友明 (九大・理) 「沈み込む海洋プレートの非平衡相転移:密度と粘性への影響」 * 16:50-17:20 片山 郁夫(広島大・理) 「沈み込んだ海洋地殻の行方:レオロジー的性質からの考察」 17:20-18:50 ポスターコアタイム 19:00-21:00 懇親会(愛媛大学生協) [11/4 (日)] 9:00-10:40 Session III:下部マントルの構造と相転移 座長:西山 宣正(愛媛大・GRC) 9:00-9:30 廣瀬 敬(東工大・理) 「コア・マントル境界域研究の新展開」 * 9:30-10:00 土屋 卓久(愛媛大・GRC) 「下部マントル鉱物における鉄スピン転移の理論モデル」 * 10:00-10:20 丹下 慶範(愛媛大・GRC) 「下部マントル中深部条件における主要鉱物の元素分配とP-V-T測定」 * 10:20-10:40 大木 聖子(UC・San Diego) 「地震波トモグラフィーによる下部マントルのポアッソン比分布」 10:40-11:00 休憩 11:00-12:40 Session IV:水の役割 座長:安東 淳一(広島大・理) 11:00-11:30 大谷 栄治 (東北大・理) 「スラブの滞留・崩落と水のマントル遷移層、下部マントル、そして核への移動」 11:30-12:00 岩森 光(東大・理) 「沈み込み帯の水輸送とマントルの物質循環」 12:00-12:20 井上 徹(愛媛大・GRC) 「マントル内での水の分配と脱水分解反応」 12:20-12:40 川勝 均(東大・地震研) 「スラブ沈み込みに伴う水輸送に関する地震学的制約」 12:40-13:00 総合討論・まとめ(深尾) |
市民講演会「地底を覗く- 現代地球科学と地球深部の構造・物質・運動 -」 |
場所:愛媛大学グリーンホール 日時:11月4日(日)15:00-17:00 入舩 徹男 「ヒメダイヤの合成と地球内部の物質」 (50分) 深尾 良夫 「日本沈没と沈み込んだプレートの行方」 (50分) * 同会場にてJAMSTECおよびGRCの展示ブースを出展予定(開場14:00) 主催:特定領域研究総括班、学術創成研究研究組織、共催:愛媛大学GRC・愛媛大学 |
特定領域研究「地球深部スラブ」 第3回研究シンポジウム ポスター発表プログラム |
1. 小澤 春香 (東京工業大学大学院 理工学研究科 地球惑星科学専攻) 溶融鉄とマントル鉱物間の化学平衡 2. 藤 亜希子 (IFREE/JAMSTEC) ハワイ島下D''層の地震波速度異常 3. 橋本 達樹 (九州大学大学院理学府地球惑星科学専攻) マントル遷移層に沈み込むスラブと海洋地殻の挙動 4. 河村 崇紀 (愛媛大学大学院 理工学研究科) Fe-O-S系における共融温度の圧力依存性 5. 出原 光輝 (愛媛大学大学院 理工学研究科) 西太平洋下最下部マントルにおけるS波速度の短波長不均質構造 6. 岩瀬 康行 (防衛大学校地球海洋学科) スタグナントスラブ形成の力学的考察 7. 馬場 聖至 (東京大学 地震研究所) 海底電磁気機動観測によりスタグナントスラブを診る -第一次観測の成果- 8. 新名 良介 (東京工業大学 理工学研究科 地球惑星科学専攻 廣瀬研究室) 下部マントル主要構成鉱物間のFe-Mg分配係数決定 9. 竹内 希 (東京大学 地震研究所) 太平洋大規模低速度異常域境界のsharpnessの制約 10. 古市 幹人 (地球シミュレータセンター) マントル・プレート結合シミュレーションに向けたコード開発 11. 舟越 賢一 (高輝度光科学研究センター) Spring-8マルチアンビル装置と単色X線による地球科学研究の新展開 12. 東野 陽子 (海洋研究開発機構 地球内部変動研究センター) マントル異方性の検出によるスラブ消失点の推定 13. 中久喜 伴益 (広島大学 大学院理学研究科 地球惑星システム学専攻) スタグナント・スラブ形成と崩落に対するレオロジーの役割: プレート・マントル結合系シミュレーションからの考察 14. 松野 哲男 (神戸大学大学院自然科学研究科) 中部マリアナ沈み込み・前弧・島弧・背弧系の電気伝導度構造 15. 肥後 祐司 (高輝度光科学研究センター) マントル遷移層最下部条件での弾性波速度測定 16. 志藤 あずさ (東京大学 大学院 理学系研究科) 海底広帯域地震観測データから推定した伊豆ボニン沈み込み帯の地震波速度・減衰 17. 森重 学 (東京大学大学院地球惑星科学専攻) 本州沈み込みスラブの海側410km不連続面に存在する負の速度異常の原因 -新しいスラブモデルによる推定- 18. 森重 学 (東京大学大学院地球惑星科学専攻) Interaction between the sinking hot anomaly and exothermic phase change: A possible explanation for the hot anomaly beneath the oceanward side of Honshu subduction zone 19. 勝田 雅典 (愛媛大学大学院 理工学研究科) マントル遷移層から下部マントル鉱物の含水量と水の分配 20. 田島 文子 (広島大学大学院理学研究科) Implication of variable seismic discontinuity at ~660km and geochemical properties associated with a stagnant slab 21. 柳澤 孝寿 (海洋研究開発機構 地球内部変動研究センター) 相転移を含む球殻でのマントル対流 22. 安東 淳一 (広島大学大学院理学研究科地球惑星システム学専攻) Mg2GeO4オリビンの変形実験 23. 多田 訓子 (東京大学 地震研究所) 海底データへの適用にむけた3次元MT inversion の改良 24. 吉見 勇 (愛媛大学大学院 理工学研究科) 蛇紋石の脱水分解反応カイネティクス 25. 新名 亨 (GRC) パイロライトの密度変化と元素分配 26. 土屋 旬 (GRC) First principles studies of hydrous wadsleyite under high pressure 27. 山田 明寛 (GRC) 上部マントル条件下における含水Mg珪酸塩メルトの構造 28. 西山 宣正 (GRC) 大型DDIA変形実験装置、MADONNAの現状 29. 亀山 真典 (GRC) 3次元スラブ沈み込みモデルの構築に向けて |
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