自己浮上式長期温度計測装置
浅い海域では,海底水温変動が激しいため、地殻熱流量を通常の方法で測定することが難しく,信頼できるデータがほとんど得られていません。しかし日本付近のような沈み込み帯では,地震発生帯の直上は浅い海域にあたり,地下の温度構造を求めるための境界条件である表面の地殻熱流量を測定することが重要です。我々は長期間の温度測定の結果から海底水温変動の影響を取り除いて地殻熱流量を求めたいと考え,自己浮上式の長期温度計測装置を開発し,現在観測をおこなっています。
観測装置
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観測方法
観測方法
@装置を船上から吊り下ろします。
A本体のみを自由落下によって海底堆積物に突き刺します
Bこの状態で数ヶ月から1年間海底水温と海底下の温度測定をおこないます。
C観測を終えると温度プローブと重錘を切離し,本体の記録部分を自己浮上させ,回収します
観測対象地域
これまで南海トラフ沿いで観測を行っています。
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解析の原理