温度プローブを使用した熱流量測定
 複数の温度センサーを取り付けた長さ数メートルの「温度プローブ」と呼ばれる金属の棒を海底に突き刺し,温度の上昇率を示す温度勾配」と堆積物の熱の伝えやすさを示す熱伝導率」を計測します。「熱伝導率」は海底から堆積物を採取して船上で測定することもできます。これらの観測値から,単位時間・単位面積当たりに地球内部から流出する熱量を示す「熱流量」を計算します。熱流量は温度勾配と熱伝導率の積で表されます。
        熱流量=温度勾配×熱伝導率
 右下に日本付近の熱流量分布を示します。1960年代以降,日本周辺では数多くの地点で熱流量が測定されています。
          
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